


【繊研新聞 12月13日】
80年代のヒット以降すっかり影をひそめ、ダサいとまで言われていたケミカルジーンズが表舞台に戻ってきた。エイティーズの流れに乗って今秋から少しずつ出ており、09年春夏は東京コレクションブランドからマルキュー系、原宿系までさらに広がっている。どのブランドも細身のサイズ感や加工、付属などで新しく見せているのがポイント。当時を知らないヤングには新鮮なアイテムとして受け入れられている。
アールエヌエーは「RNA」で今秋からケミカル加工のジーンズを出している。トレンドになっている80年代テイストの表現として注目した。
「ケミカル加工=ダサい」ととられていた時期があったが、今の若者はケミカル加工を知らないため逆に新鮮と見た。とはいえ、色合いや加工感、シルエットは80年代とは違う。RNAはブラックデニムのスキニージーンズにまだらの加工感を出して仕上げた。見た目もシャープで格好よく、マニッシュに着こなせるという。
秋冬の動きは「まだ局地的」。都内で反応があり、もともとのカジュアルな顧客層よりもギャル系が買いに来ているという。09年春夏はショートパンツやスカートなど、売れ筋のミニボトムへ広げており、市場への浸透に期待している。バックにジップを飾ったフリルのティアードミニスカートは1万2390円。
マルキュー系の「スパイラルガール」は秋冬、ロックをテーマにデニンスなどを揃えたところ好評だったことから、引き続き作っている。マイクロミニのショートパンツは、リップ形のフロントボタンがインパクト大。春夏のポイントにしている光沢感をラメプリントで加えて、クールかつセクシーに仕上げた。ブルーと黒の2色で、1万290円。スキニーパンツ(1万2390円)もある。
「ムルーア」も秋冬に黒のスキニータイプがヒットしたことから、カラーバリエーションを広げて揃えた。裾を切りっ放しにしたミニスカートはパープル、オレンジ、グレーの色使いが新鮮。ベルトループに飾ったアンティーク風のキーチャームもおもしろい。1万4490円。引き続きスキニーパンツ(1万6590円)も作っている。
「リチウム・ファム」はケミカルウオッシュのスキニーパンツとショートパンツ、Gジャンを揃えている。「ケミカルジーンズが気になっていたこともあり、春夏は昔はやったものをモードっぽく仕上げたかった」とデザイナーの平松剛さん。やぼったくならないようスキニーパンツは股上を浅く、ヨークとバックポケットの間隔を狭くしながら極力シンプルに仕上げた。1万9950円。
スニーカーにぴったりなウエアを提案する「キックスTYO」は、ストリートで目立つようになってきたことから、春夏物で初めてケミカルウオッシュのジーンズを作った。タイトフィットにすることで今っぽく仕上げたジーンズは「インディゴより黒の方が取り入れやすいかも」。ミドルカットなどのボリュームあるバッシュに合わせるのがおすすめ。1万3440円。
「JBガール」も初めて、クラッシュ加工したケミカルウオッシュのミニスカートを作った。古臭くならないように気をつけたのは、やはりサイズ感。股上を浅く、細身にして今っぽく見せている。1万2600円。ジャケット合わせがおすすめ。
セレクトショップのオルタナティブバージョンダブルアールも、オリジナルでミニスカートを作った。ネービーとブラックの2色で、1万2600円。ショートパンツとスキニーも出している。(価格は税込み)

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